危険!わんちゃんが食べてはいけないもの!
暖かい日が増えてきて、『このまま春に突入!』かと思っていましたが…
ここ数日はあいにくの空模様、冬に逆戻りという感じです🥶
冷え性で寒いのが苦手なので、春が待ち遠しいです🌸🐝
実は病院を開院する前から現在も、夜間救急動物病院で週に1回お手伝いをしております。
夜間救急の現場では、緊迫する場面もありますが、来院の理由で多いのが、
わんちゃんの誤飲です🐶
誤飲で多いものとしては、
・おもちゃ
・マスク
・チョコレート
・ネギ類
・ブドウ
・人の薬
・タバコ
などが挙げられます。
中毒や腸閉塞などを起こす可能性があるため、
もし間違ってこれらのものを食べてしまったらすぐに動物病院を受診してください。
危険度別にわんちゃんが食べてはいけないものをまとめてみました。
ちなみに病院の待合のデジタルサイネージにもアップしております。
わんちゃんが誤飲してしまった際の対応として、
催吐処置🤮
というものがあります。
これは、わんちゃんにお薬を注射することによって、その副作用で嘔吐を発現させる処置です。
主に使用する薬剤としては、
①トラネキサム酸
②アポモルヒネ
この2つが現在メインとなります。
トラネキサム酸は、静脈注射することによって数分から10分程度で嘔吐がみられます。
個人的な経験としては、嘔吐するわんちゃんが8割くらいというところでしょうか。
ただし、副作用としてけいれん発作や血栓形成の可能性があるため、
てんかん発作の持病があったり、高齢な子では、使用にやや慎重になります。
一方アポモルヒネは、静脈注射だけでなく、皮下注射でも投与が可能です。
けいれん発作や血栓形成のリスクも少なく、ほとんどのわんちゃんが嘔吐してくれますが、
まれに鎮静がかかってしまったり、嘔吐が必要以上に続いてしまうことがあります。
どちらは使用するかは、わんちゃんの年齢、性格、健康状態を考慮し決定します。
なおインターネット上で噂されている、
・オキシドール
・濃い塩水
を飲ませるという方法は絶対におやめください❗️
これらで嘔吐する可能性は低いことと、
もし上手く誤飲物を吐いたとしても、胃潰瘍や中毒などを引き起こすリスクがあります。
しつこいようですが、わんちゃんが誤飲してしまったらまずは動物病院へ。
さいたま市南区(武蔵浦和、浦和、南浦和、戸田) 武蔵浦和どうぶつ病院