先日、わんちゃんの歯科処置を実施しました。
お口の中を観察すると、かなり歯石が付着しているのがわかります。

これだけ歯石が付着していると、歯周病が進行していることが多いため、
この時点では、抜歯の可能性も考えられました…

ただし、見た目だけでは歯周病の重症度は判断できないため、
当院では、
1️⃣プロービング検査(歯周ポケットの深さの測定)
　歯周病で歯周組織が破壊されると、歯周ポケットが深くなる
2️⃣レントゲン検査(X線検査)
　歯周組織の画像検査
この２つを必ず実施します。

👇今回の症例のわんちゃんのお口のレントゲン写真

👇歯周病が重度のわんちゃんのお口のレントゲン写真

比較すると、歯周病のわんちゃんの歯槽骨(顎の骨)が破壊されているのがわかるかと思います。
ここまで歯周病が進行してしまうと、抜歯を考えなくてはなりません…
ちなみにお口のレントゲン写真は、歯科専用のレントゲン装置がないと撮影することはできません。

今回のわんちゃんは、見た目ほど歯周病は進行していなかったため、
抜歯はせず、スケーリング(歯石除去)とポリッシング(歯面研磨)のみ実施しました。

👇処置後の写真

色素沈着が強かったため、真っ白な歯にはなりませんでしたが、
歯石は綺麗に取れて、ツルツルな歯になりました✨

今後は、また歯石が付かないように、お家でのデンタルケアが重要になってきます❗️

・お口の臭いが気になる
・歯茎が赤い、腫れている
・歯石がついている
などがあれば、一度ご相談ください❗️
当院では歯科検診を行なっており、お口の状態のレポートのお渡しもさせていただいております。

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武蔵浦和どうぶつ病院